2024/01/26 16:51

いつもBarkoutsidersをご覧頂きましてありがとうございます!


2024年も1月が過ぎようとしていますが皆様どの様にお過ごしでしょうか?私は改めて革靴などの気になるファッションアイテムを買い集めています。


年末からAldenや相変わらず古着などを買い漁っており、DNAに染み付いていの洋服好きをこの歳で止めることはもはや難しそうです...


そんな私が以前から気になっていたシューズブランド、WHEELROBEのショールームにお邪魔致しましたので、代表の工藤さんとのお話と併せてご紹介していけたらと思います!


今回はウィールローブの魅力やストーリーをお伝えして行きます。私が工藤さんにいくつかの質問を携えてお応え頂きましたので革靴好きには必見の内容になっています!是非最後までご覧下さい!


実は代表の工藤さんとは面識がなくて、シューズインスタグラマーの代表選手やぶさんのご紹介でお声かけさせて頂きました。


昨年虎ノ門TSBでのPOPUPからシューズへの気持ちが高まっていて何か出来ないかと考えていまして、そんな話をやりとりをしていたらなんと工藤さんも私と同じセレクトショップで働いていたとの事を伺いました。


時期は違えど私も長い事店舗にいて、シューズフロアを担当していた頃にアメリカ靴の純正直しを工藤さんの所へ出していた時期もあってそんな奇跡的なご縁が巡り回って繋がる事が出来たのです!


そもそもWHEELROBEをご存知ではない方もいらっしゃるかと思いますので、触れておくと2015年にスタートしたブランドで古き良きアメリカ靴を彷彿させるシューズを作っていらっしゃいます。


私がウィールローブを知ったのも2017年頃で勤めていたセレクトショップで取り扱う事がきっかけでしたので、案外その直後から見ていたのですね。


しかし、取り扱い店舗が限られていて私が実際に取り扱うことはなかったのですが、その後もずっと気になっていたブランドだったのです。


代表の工藤さん。とても物腰が柔らかく素敵な形でした。個人的には浅草出身の方らしい下町人情溢れる感じが致しました!


ショールームに伺うと一階のエントランスで工藤さんが迎えてくれました。この日工藤さんはBlurhmsのスウェットパーカーにベージュのチノパンというザ・アメカジなコーディネート。他にもcomm.archなどのドメスティックブランドがお好きなのだとか。


Made in japanに拘るWheelrobeの工藤さんならではのセレクトが光ります。シューズはWHEELROBEを履く事が多いとの事でこの日はブラックのVチップを履いていらっしゃいました。


このVチップのALGONQUINはアメリカのブランドから着想を得て製作されたモデルとの事で私も以前に古靴ブームの際に星の数程あるアメリカのシューズブランドを見てきたのでそういった造詣の深さやカルチャーに対してしっかり提案してくれる実感が致しました!


ご本人はその他にビートルズのジョージブーツからイメージしたサイドゴアブーツがお気に入りでそればかり履いてしまうのだそう。


アンクル丈のワイドチノにホワイトソックス、そこにあえてシャープなオーソペディックシューズをもってくる所も流石ですよね!


これまでの経緯を伺うと、元々WHEELROBEのトライアップ様は工藤さんの先代のお父様が小売店と工場の繋ぐ役割的な事業をされていたり、アメリカのシューズファクトリーとの関係もあって日本の老舗ショップの方との繋がりが深いのだそうです。


そのお話をお聞きし以前にアメリカ靴の修理などもやられていたという事にも繋がって納得しました。

その後工藤さんが大学卒業後、お父様と関係が深いセレクトショップと掛け持ちで働いた後に家業を継がれたそうです。


その頃のブランド立ち上げた時にどんな雰囲気のブランドを作りたかったのか伺った所、カジュアルなアメリカ靴を彷彿させるシューズを目指したとの事で必然とアメリカのファクトリーに生産を依頼したお話を伺いました。


今では日本のシューズブランドという立ち位置のWHEELROBEがアメリカで作っていた事に意外性もあるのですが、このファクトリーは私も大好きなシューズで普遍的なデザインを追い求めてきた軌跡を知る事ができました。

その頃の貴重なシューズがご自宅に残っていたので拝見させて頂きました。ハンドソーイングのモカシン縫いをと得意とするファクトリーで今見てもとてもカッコ良いですよね!


一昔前に為替が今程ではなかった時に小ロットからでも生産を請け負ってくれていたアメリカでのモノづくりが時代と共に窮屈になってきて日本での生産に切り替えたタイミングでリブランディングした経緯を教えてくれました。


アメリカの輸入物が好きな私はそんなストーリーのお話だけでも朝まで話してしまいそうな勢いでしたのでそれを押し殺して、工藤さんに予め用意してきた質問をぶつけてみました。


その頃に販売されていたアメリカらしい靴をそのまま日本でも作ろうとしたのでしょうか?とお聞きした所日本でも同じ様なデザインを作ろうとした所、価格が高くなり過ぎてしまい生産背景に合わせてデザインを考え直したそうです。


そして沢山のモデルの中でも、最初に作ったモデルを教えて頂いた所、こちらのプレーントゥ、UTIP、レースアップブーツの3種類から作られたとの事。


アメリカのドレスシューズとワークブーツを掛け合わせたような雰囲気。

今の硬派なイメージのWHEELROBEの原型はこの頃に出来上がったのですね!



ショールームの様子。改めて見て見るとこんなにも色んな種類があるんですね...


こちらの浅草のショールームでは基本的には予約制なのですが、シューズをお履き頂けてその場で購入する事もできます。

この様な感じで工藤さんからブランドの事やシューズのデザインの選び方などを直接聞けるなんてもはや時を忘れてしまいそうです...


お話の中でWHEELROBEは革の素材にインポート素材に拘っている事や木型も修正を重ねて特有の世界観を作っているのだそう。
そう言った一つ一つの積み重ねが最終的な製品を見たときに感じられる違いを生むのだと思います。


話をシューズに戻して、もう少し今のWHEELROBEにフォーカスして伺いたかったので、安易な質問で恐縮ですが1番人気のモデルなんてあるんでしょうか?と尋ねました。


やっぱり定番のブラックのプレーントゥが1番人気があるとの事。

このモデルが出来上がった時に感じられたアメリカンシューズのイメージが実現した瞬間のお話を伺いながら私も勝手ながら共感していました。


今はビジネスシーンも外バネを気軽に履ける様な感じになってきてそういった垣根がなくなってきている感触を感じているのだそう。


そこで私が、元々インポートシューズ好きな方々がウィールローブを同じ様に履くようになっている事やドレカジスタイルの選択肢のにWHEELROBEがあったりするイメージなのですが...工藤さんはどう思われているのか聞いてみました。


工藤さんは元々ドレススタイルの様なアイテムはあまり着る機会が少ないとの事で、イメージにはなかったらしいのですがブランドを運営される中でそういったお客さんに受け入れられている事に意外と感じられていて刺激を受けているそう。

また、インポートブランドとWHEELROBEのUTIPでの同モデルなど検討されている方も実際にいらっしゃるようでその様に皆様にご覧頂いている事が嬉しいと仰っていました!


実はBarkoutsidersも小さいブランドながらドレススタイルの方に愛用して頂いている事に日々驚きと感激していますのでなんかそのお気持ちも分かる気がするんです。


もし可能であれば、教えて欲しいのですがウィールローブが今後やりたい事や実現したいシューズなどはありますか?と尋ねた所この春にリリース予定の最新シューズを見せて頂きました!

こちらは工藤さんが履いていたサンプルなのですがあまりに履きやすくて、春夏はこれしか履かなくなってしまいそうな履き心地だそうです!

ホールカットのオペラパンプス‼︎シューズのデザインの中でもサイズ選びが難しい事からニッチな部類に入るのですが、ハマってしまうと同じモデルを買い続けてしまうような魅惑のシューズだと思います。

また、ソールがフレックスソールの様なオイルソールになっていて、コバをよく見ると褪色している感じにインポートのシューズの様な佇まいで唖然としてしまいました。

通常のグッドイヤーで使われるリブを省きアウトソールに直接縫い合わせる様な工夫で一層返りが良くなるというをお話頂きました!

確かにグッドイヤーウェルトのスリッポンってなかなか良いのがないだけに、履くと抜群なシューズになると伝わってきてさらにレザーの色展開なども加わるとかなりやばいですね!


最後に、工藤さんのお話をお聞きしてテンションが上がっている私も実際にWHEELROBEのシューズを履かせて頂きました!

こちらに伺う際に自分のイメージにあったパンチキャップかプレーントゥに目をつけていたのですが、やはり人気モデルとの事で在庫が少ないとの事でした。


さらに私の足は昔のアメリカ人の様な足の形で幅が狭く縦に長い足型をしていますので、本当に靴選びがし難いんですが工藤さんに丁寧に測って頂けました。

この様に測って頂けると、既成靴なので完璧には出来ないにしても長さ、幅、甲の厚みのバランスでどのサイズが適正なのか知る事が出来ます。また自分自身の足型の特徴とどんなシューズが合うかを知り、各国のブランドの木型やデザインをBriftH虎ノ門TSBでカクテルを味わいながら語るという大人の嗜みも手にする事もできますw


サイズを測って頂きUS8.5Dからサイズを下げない方が良いとアドバイスを受け、選んで頂いたのがホーウィンのクロムエクセルのナチュラルカラーが使われたパンチキャップ。

このナチュラルは色が薄い為、表にキズやトラが目立ちやすい為、今後廃盤になってしまう色なのだそうですが徐々に濃くなっていきエイジングが特徴というお話しがレザーアイテムを取り扱うBarkらしいと感じたのでこちらを選ばせて頂きました!



こちらのシューズのエイジングやコーディネートなどもアップしていく予定ですので是非、楽しみにしていて下さい!


お恥ずかしながら今回WHEELROBEを初めて購入させて頂き、昔雑誌を見ながら革靴のブランドや製法、デザインを学んでいた事を思い出しました。そしてこういった僕らのファッションマインドに真っ直ぐに突き刺さるWHEELROBEを今後も応援して行きます!


皆様もこの記事を読んでいているときっと今年またレザーシューズを履きたくなってくるのではないでしょうか?

是非、浅草近辺にお立ち寄りの際はWHEELROBEのショールームにお立ち寄り下さい!

工藤さんお忙しい中、お話をお聞かせ頂きありがとうございました!


また次回のBLOGもお楽しみに。


WHEELROBE  SHOWROOM

東京都台東区浅草6-5-12 

03-5824-3190 

※事前にご予約後に伺うことが出来るそうです。販売もされていますがショールームということを予めご理解いただければと思います。


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