2023/08/11 08:43

いつもBarkoutsidersをご覧頂きましてありがとうございます!



今日は夏真っ只中のこの時期に私自身のこの夏に感じている気分や購入した物だったりコーディネートをご紹介するファッション記事。


皆さんはこの夏どんなお買い物や生活をされていますか?

コロナもあって実店舗には行かず、SNSでの情報収集だったりECで完結している方もいらっしゃったり、各地でイベントなども開催されてきて様々な形でのPOPなどにも行かれているのかなと思っています。


私は自身はそんなに変わっていないというのが正直なところですが、以前からライフスタイルショップをやりたいとずっと言っていまして、そのコンセプトを自分なりに確立してきてそれが今の気分や価値観に反映していると実感しています。

今日はそんな私なりの見方によって、皆様のお買い物の参考になってくれたら嬉しいです!


今の自分が大切にしているファッションの軸や3つの価値観と共に私の持ち物を共有させて頂ければと思います!



1.Standerd & Authentic

"定番であり本物である事"

以前老舗セレクトショップに勤めていて、それこそアメリカやヨーロッパのオーセンティックなアイテムやビンテージを深掘りしてきました。


Barkoutsidersをご覧の皆様も同じ時期を過ごしてきた方も多いので、割愛しますが俗にいうインポートファッションてやつですね。


それに加え、退社する数年からそういった本質的なアイテムを日本の生地や工場を使って作ったら良いのではないかと思う様になり日本のメーカー、ファクトリーブランドに注目しています。



例えばリーバイス501を作るバレンシア工場はもうありませんが、こちらのorslowのような岡山のデニム生地作ったジーンズは世界を魅了していますよね。もちろんオリジナルを古着屋で探すのも良いのですが、そんな日本の職人さんやブランドが作った本物を超えるモノづくりを応援したいですし、着ている自分も豊かな気持ちになれる…そんな感じです。


最近の購入品は田中帽子のカンカン帽です。



田中帽子さんは埼玉県春日部市で1880年から続く老舗の麦わら帽子工場さん。

夏にかぶる麦わら帽子を探していたところ見つけたブランドでして、実は国内でもこういった自社で生産できるのは


数社しかないそうです…

たまたま7月に銀座伊東屋さんでPOP UPをやっていたのでお伺いさせて頂きこちらのカンカン帽を買わせて頂きました。


麦わら帽はそんなに扱った事が少ないアイテムだったのですが、一つ一つを手作りで作られている素敵な帽子だなと思い購入させて頂いたのですが、被ってみるとやはり自分の頭に合う帽子は被りやすく夏らしい雰囲気も抜群です。


こういう手作業で作る物って高くなりがちなのですが、餅は餅屋的なファクトリーブランドですのでお手頃なところも嬉しいですね。



2.Willderness & Comfort

"自然を感じ、快適である事、そして心地よい事"

この概念は最近ゆっくりと変わってきていると感じている事ですが、都会的な資本主義に正直に疲れてきていると思うんです。


地方への移住、キャンプや植物がトレンドになってきているのはそういう過度な消費社会において自分自身や家族との時間、安らぎや平穏といった人間本来に必要なものを欲しているのではないでしょうか?


具体的には私は観葉植物や多肉植物を自宅に置いていたり、PatagoniaのスタンドアップショーツやChacoのサンダルこ様な山や海を感じられるライフスタイルみたいなものを意識しています。



あと心地良さってとても大事だと思っているんですが、目新しいものよりビンテージや昔からある雰囲気って馴染みがありますし、地方にある祖父祖母が住んでいるような、古風な家の畳の部屋で過ごす時間ってホッとしませんか?

元々高級な装飾品に興味がない人間ではあるのですが、そういうナチュラルなライフスタイルが好きなのかもしれません。


最近の購入品は山と道のメリノウールのTシャツです。



以前から登山が趣味でしてメリノウールのTシャツはデイリーでも着ていたのですが、インポートブランドが多くて日本で作っているブランドという事で購入したのがこちらの山と道のメリノウールTシャツです。


千葉県柏にあるst.Valleyhouseというアウトドアショップのオーナーさんと以前から交流がありそちらで買わせて頂きました。


メリノウールのTシャツを選ぶ際は生地の厚みがとても大事です。

あまり厚いものではなくて、体温を重ね着で調整できる位の薄さがオススメでこちらの山と道のものもさすがULハイクを代表するブランドだけあってよく考えられています。



そしてタグを見たところ「Made in Akita」と書いてあってついニヤっとしてしまいました。

なかなか生産した地域まで書いてあるブランドも少ないのでそこも信頼できると感じました。



3.ART・CRAFT・FOLK

こちらはコロナ禍で特に意識した事ですが、最近山の麓で行われるクラフト展で並べられているような作家さんが手作りしたものや人の手で描かれたアート、地域に根付く民藝的な要素に心惹かれます。


これも2で解説した自然的な豊かな暮らしの一端な気もしますが、顔が見える消費だったり、クラフトならではの自然な素材でフィジカルに作られたものが見直されていると感じています。


私自身以前から日本各地の窯元の陶器や竹籠、木製品、アート、木彫りの熊なんかがとても好きでして、人気作家さんも手に取りながら、自分自身が良いと感じられる目利きを磨いている感覚です。

アメリカポートランドのクラフト文化のようにアーティストが費やしたクリエーションやクラフトへの時間に敬意を持ちお金を払うことで、人や地域への応援になるような文化が芽生えてきているのかなという感覚です。


このカテゴリーはなかなか買いに行けないのでお気に入りをご紹介します。

盛永昌治さんのウッドボウルです。



こちらはウッドターニングという木をろくろみたいに回して木を加工するジャンルの中でもとても人気の作家さんで、国内で販売されているお店でもなかなか購入できない作家さんです。

ですので私も地方のセレクトショップさんでPOPUPする際に連絡し、譲っていただく形で購入しています。

良さはなんといってもこのフォルムです。木材によって雰囲気が変わるのですがならではの木目や節、時間が経過する際に生まれる風合いが最高にかっこいいです。


すみません今回はこんな感じで自己満足的というか皆さんを置き去りにしている内容になってしまったと反省していますが如何でしたでしょうか?


今までのトラッド・ビンテージ・オーセンティックの洋服ばかりを追いかけていたのですが、最近はそれにBshopさんの様にベーシックであり、葉山のサンシャイン&クラウドの様に自然的でBeamsのフェニカさんの様な民藝的な要素が混ざり合う感じです。


今後もアイテムの深掘りBLOGの間にこういったファッション記事を組み込んで行きたいと思っています!

気になった物などありましたら是非コメントなど頂けると嬉しいです。