2024/03/29 17:54

いつもBarkoutsidersをご覧頂きましてありがとうございます。


年度末という事もあり兼業サラリーマンとしてバタバタな時期を過ごしていまして、BLOGのアップがなかなか出来ず申し訳ありません...


今日はミニマリストウォレットの新喜コードバンの再販に際しまして、去年から使用してきたエイジングサンプルのレポート記事になっています!

アップデートした箇所も併せてご紹介していますのでご覧頂けると嬉しいです。


昨年7月にローンチ後、こちらの一風変わったウォレットを発信し続けてきましたが、じわじわとお使い頂いている方の素敵なご感想を頂く事も増えてきましたので改めて文字に起こしていきたいと思います!



まずは改めてこちらのミニマリストウォレットはキャッシュレスの流れを意識したコンパクトなお財布なのですが、もはやその辺のミニマリスト界にあるウォレットとは一線を画しています。


オーセンティックトラッドのテイストを凝縮してBarkoutsidersならではのエイジングを意識したプロダクトになっているのですが、特記すべきはコインケースとカードケースを別々のアイテムとして販売している点です。


普段沢山のファッションアイテムを目にしている私ですが、海外の方がお会計をする際にカードケースのみをバッグから出されている事が多い事からこのアイテムに着目したのです。

更に日本ではどうしても小銭を使う文化が残っている為、どの様な提案が良いかと悩んでいた所ここに行き着きました。


そしてこのコードバンに関しては後ほど解説しますが、日本の素材と作りに拘って勝負している点に私の"True Made in Japan"(正真正銘の日本製)という価値観が色濃く反映されています。



それでは昨年の7月から使っております私のエイジングサンプルのレポートから。

使い始めた当初コードバンなだけに革のハリ感や特有のツルッとした手触りを感じた事を覚えています。


またホーウィンのオイルコードバンは繊維の向きによってザラつきがありそこが実にアメリカの革といった感じなのですが、それに対してこちらの新喜皮革のオイルコードバンは日本らしい丁寧な仕上げという印象です。


ALDENの様に毛羽を潰してツヤを出す感覚というよりガラスレザーでも扱っているかのような心持ちなのですが、エイジングに関してはしっかりと色の深みやツヤの出方などを見るとタンニンで鞣されたコードバンだと実感できます。



右が私が使ってきたエイジングサンプルで左が今回販売の仕様です!

タンニンならではの濃淡がある革で分かりづらいかもしれませんが、しっとりとした実感に変化してとてもいい感じにエイジングしてきました。


マリアムの茶芯BLACK の方は茶芯を出す為にデニムのバックポケットなどに入れてかなりラフな使い方をしていたのですが、コードバンはそれに比べて幾分丁寧に扱っていましたね。


カードを入れていた凹凸部分に艶が出ていたり色味の濃さはウィスキーというよりもはやシガーの様な深みを感じられるようになってきました。

(ウィスキーやシガーはホーウィンのコードバンの色名称になります。)


やはり私にとってコードバンのクラシックな雰囲気や素材感は特別なものであって、財布を手に取る時の高揚感や気分と言いますかそういうのがシンプルに好きなんですよね。


それにしてもこちらの新喜皮革のウィスキーコードバンのなんとも言えない綺麗な色合いです...



先日販売店さんのご担当者の方に伺ったら、新喜皮革のオイルコードバンの既存色にない色との事で独自に色出しをしてもらっているそうです。

コードバンの色の中でも赤みが抑えられた上品なブラウンでコーディネートから見ても程良いアクセントになっていますよね。


肝心の使い心地ですがこの様な形のウォレット自体見た事がないので最初は心配でしたが、カードケースとコインケースの二つをヘアゴムで留めているだけですので、ゴム留めの財布を使っているような感覚です。


一度ゴムを左手の指にかけて、カードを取り出したり、コインを入れたりという動作になる訳なのですが個人的にはそんなに苦だと思った事はありません。


長財布など大きな財布よりも手のひらに収まるサイズですので、入れるスペースの制約が少なく持ちやすいと思います。



デメリットをしいて言うならば、高級なコードバン素材ですので雨などの水シミにならないように気をつけて使った方がよい所ですかね。


そして今回アップデートした部分はハンドルと同じ本真鍮メッキのホックと金箔押しロゴです!

ホックは既存にはない真鍮メッキを施す事によって金具部分もエイジングが味わえます。

左の新しい物と比較してくすんできているのが分かりますでしょうか?


こちらも日本特有の資材や生産背景を使う事に拘っています。インポート素材ももちろん良いのですが、私達日本の一人一人が丁寧な仕事をする事で本場を超える国産でモノづくりを叶えるといった事を意識しています。



こちらの金箔押しに関しても職人さんにお願いする事で多少高くはなってしまうのですが、そういったディテールの積み重ねがアイテムを手にした時の満足感や高揚感に違いが出ると私は思っているんですよね...


国産ならではのの素材や資材、職人さん達の技術の結集で出来上がっている正真正銘の日本製プロダクトなのです。

私の価値観としてBarkoutsidersの下にMade in japanと記している理由にも繋がるのですが、インポートアイテムの様な突き出たクオリティの商品を作りたければ、自国生産の中にある特有の技術を活かすしかないと思っています。


そういった丁寧な日本人の仕事ぶりは世界に匹敵するものだと海外の方々は良く知っていてそこが付加価値になるものだと信じています。



長くなりましたが、今回のMinimalist Walletの記事は如何でしたでしょうか?


たかが財布一つ作るのに様々事を考えて作っていて、プロダクトを作るのって大変ですがこの様に形になって使ってみると心から楽しい作業だと思えてきます!


少しずつではありますが、自分の納得のいく方向性へ其々のプロダクトを修正出来ているのではないでしょうか。


今回あまり触れられなかったVintage Dogtagに関しても補充しましたので、是非、4/1再販のこちらのMinimalist Wallet楽しみにしていて頂けると嬉しいです!


今年のBIGプロジェクトのNEWアイテムなど同時進行していますので、楽しみにしていて下さい!


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