2023/07/14 15:36
いつもBarkoutsidersをご覧頂きましてありがとうございます。
先日まで時計や革小物をテーマにした記事だったのに今日はこれまでと少し変わって靴下の話。
一見なぜBarkoutsidersが靴下?と思われる方も多いと思いますのでストーリーと共にお話していきたいと思います!
最後に販売分のご案内もありますので是非最後までご覧頂けると嬉しいです。
まずは昨年に行ったPOPUPの前に天王洲アイルの「TENNOZ HARBOR MARKET」にイベント出展の視察に行った時の事です!
出店者のジャンルや雰囲気を見ていた所、靴下が積み上がって販売されているファクトリーストア的なお店を発見し、無類の靴下好きな私が吸い込まれる様にお店の中に誘われていきましたw
そこにはシルクや和紙やオーガニックコットンのソックスなど様々な種類の靴下が置いてありました。
店主さんらしい男性がソックスの編み方や素材に関して素人な私に熱く語ってくれた事を今でも覚えています。
↑ GLEN CLYDE、anonymousism、smartwool、ガラ紡ソックス、Rasoxなどの杢グレーの靴下だけを集めました。昔からソックスが好きで色んなものを履き比べてきました。結局は奈良のソックスが一番好きで、次いでアメリカのアウトドアのソックスです。
その時によく履いている靴下よりも柔らかくかつ足にフィットする靴下を探していた所、たまたま手にしたのがこの「綿奈履」いう靴下だったのです。
ブラックとグレーの2色を数足づつ購入して履いていたのですが、あまりにも履き心地のよくてこの靴下が洗ってあるとつい手に取ってしまうので毎日の様に履くようになりました。
まずはこのオーガニックコットン100%で吊り編みのスウェットの様な甘い作りです。
普通靴下を作る時に編む際に糸が切れたりしない様にまた堅牢性を出す為にナイロンが含まれている事が一般的です。
ですがこちらはオーガニックコットン100%で編んでいて、古いイタリアの機械を職人さんが何年もかけて手が空いた時に直して使っているとの事で靴下には詳しくないのですが、コンピューター編み機の様な自動操作で扱える素材では無さそうです。
この編みムラを見るからに岡山でデニムを織っている旧式のシャトル織り機のように、不均一なアナログな機械でスローペースで作られているんだろうと想像できますよね。
細かくみて頂きたいのですが、土踏まずをぐるりと覆うリブ編みのような伸縮性のある編みをしています。これがあると履いている時に靴下が余ったりずれたりしなくていい感じにフィットしてくれます。
そしてこのつま先のリンキングは職人さんが一つ一つされているとの事で靴下にこんなに手間暇をかけていいのだろうかと思う位、丁寧に作られています。