2020/03/31 13:02



Bark outsidersと申します。


主にレザーを使った時計ベルトやファッション雑貨を企画して販売をしています。


今回は昨年リリースしたOLD CARRY TOTEのご紹介をしたいと思います。




元々私はヴィンテージアイテムやオーセンティックなファッションが好きで物作りに活かしているのですが、

上の画像にある80年代に作られたアメリカのアウトドアメーカーのトートバッグをベースに製作致しました。


このトートを探している時に感じた事が、そもそもこのオリジナルのトートは年代物で入手が難しく

綺麗な物はとても希少...

こういったベーシックで完成されたアイテムなのに、何故今の時代に作られていないのかと言った

疑問に至りました。


確かにニッチなアイテムだし、レザーで値段も高価になりがちなので市場で受けいれにくいとは思いますが

きっと自分の様なファッションが好きな人は同じ様に思い欲しいと思ってもらえるだろうと考え、基本的な

デザインは変えず、現代的にアップデートして作ろうと決意しました。



表の革はイギリスのシューズメーカーのスエード素材の多くを供給するチャールズ・F・ステッド。

綺麗な発色とスエードでもキメの細かい起毛感が一目で上質なレザーと感じさせます。

持ち手のハンドル部分は国内で高品質なレザーで有名な栃木レザーのヌメ革を使用。

風合いの良さと徐々に飴色に変化していく様はヌメ革ならでは。



作りはオリジナルに出来るだけ近づける様、ステッチのピッチや縫い糸の太さまで拘り、

ハンドル部分は手縫いし、端処理のコバは手作業で磨きをかけています。



また、オリジナルでは仕切りやポケットなどがなく使いにくい事から

内側にポケット配し、財布やケータイを入れやすい様にサイズを計算して付けています。


そして細部の資材やディテールまで拘っており、ポケット上のファスナーを当時の

ヴィンテージ製品で良く使われていたTALON社のスライダー、コットンテープを使用。

※ファスナーの引手形状は製作時によって変わる可能性があります。

袋布は国内で作られているパラフィンキャンバス使い込むと風合いが増す

生地を意識してセレクトしています。

こうゆう一つ一つの積み重ねが製品の使う時の心地良さに繋がります。



当然今のBAGの様に肩にも掛けられない、手持ちでしか使う事の出来ないトートではありますが、
そのハンドルの長さとボディのバランスもVintagetote好きには刺さる内容になっていると思います。


価格は決して手頃ではありませんが、手間隙がかかる作り、其々が選び抜いた素材で
このコストパフォーマンスは大手ショップでは決して真似できません。

是非このTOTEが持つ独特の風合いを味わって頂きたいと思います。

こちらの商品は4月の中旬販売予定です。